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るろうに剣心、京都編以降の原作、ネタバレ [エンタメ]

るろうに剣心の実写版映画がついに公開されましたね。
京都大火編、予想を上回る好評ぶりです。

9月13日(土)からの伝説の最期編が待ち遠しいです。
京都大火編の最後に一瞬登場した福山雅治さん扮する

あの男が、いよいよ伝説の最後編で活躍しそうですしね。

ところで、今回実写化された2編は原作で言えば
京都編の前編後編ですが、原作にはその後、人誅編という

続きがあります。

人誅(じんちゅう)?これは天誅をもじったものですね。
天が裁くのが天誅ですが、天が裁かないのなら自分が裁いてやる、

と言って、人誅をまあスローガンにかかげて剣心に恨みの
刃を向ける者どもとの対決編、という感じですね。

この京都編のあと、原作とアニメはかなり話の内容が
異なっていきます。はっきり言って、アニメには人誅編

なんてないですし。

アニメは京都編のあと、島原編と呼ばれるものがあり、
天草四郎ならぬ天草翔五という、なんと剣心とおなじ

飛天御剣流の剣士が出てきて、その剣士と戦うんですね。
その後は、勝海舟やら黒騎士団やら風水師などが登場

しますが、いずれも盛り上がりに欠けるストーリー展開です。
まあ、京都編の完成度があまりに高く、また志々雄という

出来すぎた悪役を上回るキャラの設定が難しかったのかも
しれませんね。

それに比べ、原作の人誅編は、完全版の「るろうに剣心」
全22巻で言うと、14巻の途中からこの人誅編になります

から、量的にはなかなかのボリュームがあります。
ただ、内容的には剣心の過去に関する回想部分が

結構ありますので、あの京都編のような読者をぐいぐい
ひっぱっていくような息つく暇もない展開とは少し異なります。

るろうに剣心の実写版はそうとうヒットしそうですから、
もし更に続編ができるとすれば、原作をベースに

よりエキサイティングなストーリー展開に発展
していくかもしれませんね。

今日は、原作から人誅編のあらすじをさらっと
お話します。これから読もうとする人には

ネタバレになりますので、気を付けてくださいね。

【人誅編】

剣心が京都から神谷道場に戻り、平穏な暮らし
をしていたころ、なじみの牛肉鍋の店・赤べこ

が砲撃を受け破壊され、「人誅」と書かれた紙
が残されます。

剣心はかつて人斬りのころ自分が犯した罪を
裁こうする者の仕業と気づきます。

やがて罪の意識にさいなまれる剣心の前に
かつての剣心の妻・巴(ともえ)の弟、

雪代縁(ゆきしろえにし)が現れ、10日後
神谷道場を襲撃することを告げます。

道場に戻った剣心は、薫たちに、十字傷に
まつわる過去のいきさつを語ります。

剣心が幕府の要人を暗殺した際、その警護
にあたった青年と戦います。青年は必至に

要人を守ろうとし、剣心の頬に傷を負わせますが
殺されてしまいます。

この青年こそ、緋村巴が剣心と結ばれる以前
の婚約者でした。

巴は剣心に復讐するため近づき、剣心の家で
ともに暮らすようになり、祝言もあげます。

ところが、剣心と暮らしているうちに、巴は
剣心を心から愛するようになります。

そこへ弟の縁(えにし)が現れ、剣心への復讐を
切り出しますが、巴に拒絶され、益々剣心を恨みます。

巴はこれまでの過去(剣心が婚約者を切ったこと
だけは伏せて)を剣心に打ち明け、剣心は巴を

守ることを誓います。

二人が結ばれたあと、巴は剣心の暗殺を企てる
一味から剣心を守るため、一味の隠れ家へ行きますが

捕まり、剣心は巴を救い出すために暗殺集団に
挑みます。

暗殺集団を倒していくなかで、剣心も傷つき、
敵の首領を前に目が見えない状態になります。

剣心の危機を察知した巴は敵に飛びついて
その動きを封じ、巴に気づかない剣心は

巴ごと敵を切り殺します。そのとき、巴の刀が
落ちて剣心の頬にもう一つの傷をつけることに

なります。巴はこれでいいと笑って死んでいきます。
この場面を偶然目撃した縁は、剣心への恨みを

一層募らせます。

剣心は巴の日記から巴のかつての婚約者を
殺したことをしり、ショックを受けます。

そして、新しい時代のために人斬り抜刀際として
働き、新しい時代がきたら二度と人斬りをしないことを

固く決意、維新後流浪人となり、神谷道場に
たどり着いたというわけです。

神谷道場の仲間は剣心の話を聞き、それぞれ
戦いにむけ気持ちを引き締めます。

薫も剣心に自分の想いを伝え、剣心も受け入れます。

そして10日後、縁と6人の敵が神谷道場を襲います。

剣心に佐之助、弥彦、斉藤一も加わって敵を粉砕、
剣心と縁の戦いが始まります。

縁は剣心への恨みの執念から上海で修羅の道
を歩み、腕をみがきました。

決着がつかない二人はお互いの奥義を繰り出します。
剣心は天翔龍閃(あまけけるりゅうのきらめき)。

縁は虎伏絶倒勢(こふくぜっとうせい)。
ところが、罪の意識から奥義の要である左足の

踏み出しに躊躇し、剣心の奥義は破られ、
深手を負います。

縁は、剣心に最愛の姉を奪われた復讐として、
剣心から薫を奪います。

煙幕のなか、剣心がたどり着いた場所には、
頬に十字傷をつけられた薫の死体がありました。

剣心はまたも大切なものを守れなかった想いから、
落人村に身を落とします。

一方蒼紫の機転から、薫の墓に死体を確かめに行った
神谷道場の仲間は、死体が人形だったことに気づきます。

薫は縁の隠れ家に監禁されていたのです。

その頃、弥彦が縁の暗殺集団の一人と戦いピンチ
になります。

それを知った剣心はようやく立ち上がる決意をし、
仲間と敵地に向かいます。

そして再び剣心と縁との戦いが始まります。
迷いの消えた剣心が放った奥義・天翔龍閃の前

に縁は敗れます。そのとき、縁の副官の呉黒星
(ウーヘイシン)が剣心を銃撃しようとします。

これを見た薫は剣心をかばって身を盾にします。
それを見た縁は、薫に昔の巴の姿を感じ取り、

反射的に薫を助けるのでした。薫は縁に巴
の日記を渡し、縁は落人村に身を寄せます。

事件が終わり、斉藤、蒼紫、佐之助、弥彦など、
それぞれが自分の道を進んでいきます。

そして舞台は5年後、剣心と薫には剣路という男の子
がいます。弥彦はなんと神谷道場の師範代。

剣心は弥彦と勝負をし、その志と実力を認めて
逆刃刀を譲ります。

薫は剣心にお疲れ様と微笑みます。

原作はここで完結する、というわけですね。

如何でしたか?
剣心の心境を深く描きだしているこの人誅編、

やりかたによっては面白い実写版ができそうな
気がしませんか?

是非実現してほしいですよね。





















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